1.天職創り

書籍「好きなことが天職になる心理学」評価:★★★☆☆

書籍「好きなことが天職になる心理学」 著者:中越裕史 出版:PHP研究所
評価:★★★☆☆

著者は天職探しの心理カウンセラー。その道のプロです。
正直最初はちょっと胡散臭いかなと思っていましたが、読んでみると大変良かったので紹介します。

特に絵本「三ねんねたろう」の解説は秀逸です。「天職」と「三ねんねたろう」に何か関係があるのか?と思われるかもしれませんが、それはこの本の中核にあたる話ですので、ここでは敢えて書きません。読んでのお楽しみです。

また、最近の「速さ」に特化した社会に対して、疑問を投げかけています。
これは私も思うところで、やれ速さだの品質だの、ホスピタリティだの色々求めすぎて取り残されている人の割合が昔より多くなっているのではないか?と思います。(私の場合は単純にトロいのを自覚しているので、もう少しスピードアップしても良いのかもしれませんが。。)

一番、実践しやすそうなことは「やりたいことを始めるときは落書きからでもいいので初めてみる。」という話でした。
マンガ家や絵描きになりたいのであればまずは落書きから始めればいいよ。という話なのですが、これは絵を描く職業の人だけの話ではなく、小説家になりたいならまず、原稿用紙に適当に何か書けばいいし、プログラマーになりたいならまず何か簡単なプログラムを書けばいいし、取り合えず下手でもいいから少しずつ動けって話ですね。

そういう話もあり、こうやってブログも落書きレベルで始めているわけですなのです(^  ^)

全体的に優しい口調です。完全に読者を肯定してくれていますので、癒されたい方にはおススメです。

ただ、この本を読んで良かった!と思えて、それでもまだ天職が見つからない場合は、著者がカウンセリング業をしているので、著者の有料カウンセリングを受けたり、有料プログラムに入会したりする流れになると思います。とすると、この本は広告の意味が強いとは思います。ちょっとズルいなと思ったので、星は5つ中3つにしました。

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