書籍「天才の証明」 著者:中田敦彦 出版:日経BP社
評価:★★★☆☆
オリエンタルラジオ中田敦彦さんの著書です。
「しくじり先生」や「やりすぎ都市伝説」のプレゼンテーションなどで、説明がわかりやすくて、人を洗脳・・いや魅了するくらい引き込まれる話し方が素晴らしいと思っていて、以前から気になっていたので、書籍を購入しました。
そのプレゼンテーションのような熱い内容を期待していましたが、プレゼンテーションほど熱い内容ではありませんでした(期待しすぎ)。
伝えたいことはシンプルで、人と違うものをみんなそれぞれもっているのだからそれを活かせばみんな天才になれる。それを証明してみせよう!というのがこの本の趣旨です。
当著では自分の才能の伸ばし方について、様々な視点で書いています。また、中田さんのこれまでの活動を中心に自分や相方・藤森さんの特技をどうやって活かしたかということを例に紹介しています。また様々な芸人さんの良いところを紹介してなぜこの芸人さんはヒットしたのか?ということを分析しています。
この「分析」の視点が鋭く繊細です。流石パーフェクトヒューマンといったところでしょうか(笑)
その中でも、私が気に入った話は、長年「好き」で「得意」でやってきたものがあり、もしそれが周りのレベルが高く、通用しなくなって好きではなくなってきた場合は場所を変えるなりして、また好きになれる場所を探してみるということでした。
私は好きで得意なことが通用しなくなったと思ったら「やめる」か「そのまま続ける」の2つしかないと考えていましたが、「好きになれる場所を探す」という考えはありませんでした。
文章自体は大変わかりやすく整然とかかれていて素晴らしいですが、テレビでのプレゼンテーションの時と比べると強弱がなく、淡白な印象がありました。やはり中田さんはプレゼンテーションが天職だと再認識しました。
結構読みやすく、読書が早い人が集中して読んだら1時間かからないかもしれません。ブログの記事読んでるみたいにサクサク読めちゃいます。読むのが遅い私でも2~3時間で読めました。
自分の長所を活かしたい!むしろ長所がわからない!という方は何かヒントが見つかるかもしれません。
[cft format = 0]