転職サイトFindy
40歳の転職活動でFindyさんのエージェントさんと面談しました。
その内容を話したいと思います。
先に特徴を挙げておきます。
詳しいことはさらに下の記事で書いています。
・エージェントから絶賛メールが来る
・個人の発信活動を応援
・githubの成果物でアピールできる
・求人は45歳くらいまで
・スキル偏差値、発信力レベルについて
・スタートアップ企業が多い
・スペシャリストを応援する
また以下が私のスペックです。
- 40歳
- ERPパッケージの追加開発一筋17年
- 転職経験なし
- 経験言語はABAP、Java、PL/SQL
- 大学は三流大学卒業
- マネジメント経験ほぼなし
ある1通のメールが
Findyで新規ユーザー登録。
プロフィールを入力。
その後、自分のgithubのURLや
ブログを連携しました。
するとある日、
Findyのエージェントさんから以下のメールをもらいました。
はじめまして。
Findyユーザーサクセスチームの〇〇と申します。
ご登録いただいているプロフィールやブログなど拝見し
SIエンジニアとして保守運用に6年間も携わられていらっしゃる
専門性の高さと豊富な現場経験に目が留まりご連絡いたしました。
また業務の傍ら、「プログラミング中級者以上の習慣」を運営されたり、
個人開発を行われたりとマルチにご活動されているバイタリティも素晴らしいですね。。!
ブログ記事はどれも参考書籍やコード例、
エラーケースといった記事から
IT事情など様々な視点から丁寧に書かれていらっしゃり、□□様の
豊富なご経験から得た知見を、
後続のエンジニアへ有用なオープンソースとして
公開なさっているご様子に感銘を受けました。。!
個人開発されたアプリ「ワーキングメモリー習慣」
はワーキングメモリーをゲーム感覚で鍛えられるのですね!
カレンダー機能で継続状況が確認できたり、音モードなど他のアプリには無い機能が多く、
□□様の技術とアイデアを結びつけ一つのツールを開発する創造力と着眼点も魅力に感じました。
現在、転職活動中とのステータスを拝見したのですが、
キャリア情報や転職マーケットの動向など情報収集・整理等お困りのことなどございませんでしょうか?弊社では・・・・(略)
※Findyさんでは転職の仲介する人のことを「エージェント」とは呼ばす「ユーザーサクセスチーム」と呼んでいるみたいです。
・・・・
正直。。。めっちゃ嬉しかったです!(笑)
嘘でもこれだけ褒めてくれると感心の域に入ります。
1人のユーザーにここまで時間かけるか?
というほど、
1人1人に個別にメッセージを送っているみたいです。
単純に素晴らしかったです。
そしてまんまと話を聞くことに
「こんな激励メールをくれる人は絶対大丈夫だ!」
と思い、早速面談の申し込みをしました。
しかし、面談をしてくれる人は
激励メールをくれた人ではなかったです。
チームで活動しているので担当は変わるとの事。
それを事前に承諾して面談の依頼を出しましたが
ちょっとガッカリです。
しかし!
「こんな良いメールをおくる社員さんがいるんだから、どの社員さんも絶対いい人だ!」
と自分に言い聞かせました。(実際面談したけどいい人でした。)
面談の日
いざ。面談の日です。
笑顔の優しい男性
でした。
愛想笑いが上手で、こっちが話しやすい雰囲気を作ってくれました。
ジェンダーレスの時代とはいえ、
やっぱり同性が話しやすい!
少しホッとしました。
そして、今回は話だけなので、
「無理に何十件も応募させたりはしません。」
と言われました。
更にホッとしました。
様々な質問に答えてくれる
転職活動において困っていることがあったら何でもお答えします!
ということだったので色々聞いてみました。
どんな求人を扱っているか?
「Findyさんはどんな求人を多く扱っているのか?」
ということを聞きました。
ズバリ、
スタートアップ企業が多い
そうです。
スタートアップは教育体制がしっかりしていないので、即戦力を求められる。
そのため、
githubやブログなどで即戦力になる人を探しているそうです。
年齢制限はあるか?
大体45歳くらいを越えると企業からお断りされるそうです。
理由はスタートアップ企業が多いので比較的、社長が30代だったりして世代のギャップがあるので、40代は雇わない企業が多いそうです。
またこれは若干偏見がはいっていますが、
年齢を重ねるにつれて新しい技術に興味が無い人が多い傾向にあるそうです。
逆から考えると
- スタートアップ企業の平均年齢以下
- 新しい技術に興味がある
を満たすのは
大体45歳未満の人が当てはまる
とも言えます。
正直心の中で思ったのは
常識にとらわれないのがスタートアップ企業の強みなんだが、年齢フィルターかけるんだな・・・
と思いました。
大企業と同じ目線で若手の経験済みエンジニア狙ってたら倒産しちゃいますよ?
人材ガチャでSSSランク狙ってるだけじゃないですか?
今後はどうなるかわからない
これはエージェントさんの推測ですが、
年齢フィルターはドンドン外れていっている傾向なので、
現時点では45歳くらいが限度ですが、制限年齢は外れていくのではないか?
という予想をしていました。
昔は35歳プログラマー定年説というのがありましたが
逆に今は35歳くらいが一番油が乗っているという評価もあるそうです。
スキル偏差値が上がらない
Findyが売りにしている
スキル偏差値
と言うものがありgithub上で連携しているのですが
「偏差値41のままで上がらない」
と相談しました。
これは単純明快で、以下の2点をすれば上がるという話でした。
- githubにあるソースコードをpublicにする
- コントリビューションを増やす
あ、Privateのまんまだった。。。
おそらくFindyさんのマニュアルにも書いてあるはず。
つまり
自分の趣味で開発しているアプリをPublicにして毎日開発をして、
1日1コントリビューション
を日課にすれば、
自分の開発したいアプリも完成に近づくし
スキル偏差値も上がるし
一石二鳥なわけだ!素晴らしい仕組みですね!
発信力レベルが上がらない
こちらもFindyさんが売りにしている
発信力レベルですが、
自分の個人ブログを連携させて
更新も頻繁に行っているのですが
一向にレベルが上がらない
と相談しました。
こちらは原因はわからないそうです。
おそらくですが、
WordPressの個人ブログの結果はノーカウント
の仕組みだと思います。
QiitaやZennの、
いいね数やフォローワー数をカウントする仕組みになっています。
だからってQiitaはやりたくないです。
収益化ができないし、自由にブログ書けないし。。
いったん発信力レベルは気にしなくてもスカウト側がブログの中身をみてくれればいい話なので、発信力レベルを上げることは諦めました。
ICという選択肢
私の今後のキャリアとして
スペシャリストを目指したい!
と相談したら
最近は
IC(Individual Contributor)
というキャリアパスがある
いう話がありました。
要は管理職とは別の出世の道が用意されていて、ICの中でも階級が存在し管理職とは別のルートで階級が上がっていく仕組みらしいです。
プロジェクトをまとめる役割もあるらしいから結局、WBSとかは引いたりするんだろうなという認識です。
案件の紹介
最後にエージェントさんから
「案件の提案メールも今後送っても良いか?」
と聞かれましたので、お願いしました。
条件は
- 実務未経験でスマホ開発ができる案件
- 年収は問わない
- 現在40歳
- 趣味でスマホ開発は1~2年程度している
と言ったら、
「即戦力を求める傾向があるので、紹介できないかも。。。」
と言われました。
Findyさんの求人からすると私の条件にマッチしないみたいですね。
ちょっとした愚痴・・・
Findyさんに限らずすべての採用担当者にもの申したいことなのですが
実務未経験言語でも何かしらの手続き型言語とSQLで17年やってるんだから
開発の勘所はあるし
完全にプログラミング初心者
ってわけじゃないんだけどな。。。。
応募をかけている言語の経験があったほうがそりゃ有利だけど
言語経験だけで即戦力を判断する習慣やめてほしい
と思う、今日この頃でした。
言語経験だけで即戦力をみるのは営業しやすいし、後で失敗した時に言い訳ができるんですよね。確かにそうだけど、釈然としないのが今の私の心境です。
現職の現場だって言語経験者より、業務知識があったり仕事の進め方がうまかったり、説明が得意な人の方が
言語経験している人より仕事進められる感じがしてます。
言語経験しててもキャッチアップが遅い人は遅いと思います。
Findyさんに一言物申す!
あくまで自分の個人的な願望をいうと
せっかく、
github連携でソースコード公開
という強みがあるんだから
スタートアップばかりの求人を集めるのではなく
70歳でもプログラミングしていればちゃんと仕事ありますよ!
という求人も多くで取り扱って欲しいと思いました。
最後に
FindyさんのGithubを連携してソースコードを公開し、評価してもらえるような仕組みはかなり良いと思う。
またコントリビューションを毎日することでスキル偏差値が上がっていくという仕組みはゲームみたいで非常に楽しいです。
毎日、アプリ個人開発をしながら良い企業からオファーがかかるのを待ってみようと思います。
45歳が限界とはいいつつも、個人開発で良いものを作れたら、45歳を超えたとしても、採用の可能性はあると思いました。