サブカル

超人機メタルダーから学んだこと~ヘドグロスから学ぶ人生の方向性~

立派な父・ヘドグロス

隠れた特撮の名作「超人機メタルダー」について、私が学んだことを書きます。

もともと超人機メタルダーという作品はたくさん良い話がちりばめられているのですが、その中でも私が一番泣いてしまったヘドグロスというモンスターが登場した回の話を紹介したいと思います。下手な映画よりも泣いてしまいました。

なので、「これは名作だ!みんなそう思っているはず!」と

「ヘドグロス」でググっても全然出てこない。。

※最近はYoutubeで紹介してくれている人が!
広がれ!ヘドグロスの輪!

これはいかん!こんな名作は埋もれてはいかん!

と思ってので、ここで私が一声上げます 。^^) ネタバレです。

話の内容

メタルダーと対立する悪の組織の配下にヘドグロスというモンスターがいました。

彼は組織の中でも落ちこぼれなモンスターで、組織の仲間からも馬鹿にされていました。

ヘドグロスはウィズダムという女モンスターと付き合っていました。

ヘドグロスには「出世をしてウィズダムを幸せにする」という夢があります。

そのとき、悪の大ボス、ゴッドネロスからメタルダーを倒せとの大役を任されます。

メタルダーを倒せば出世は間違いないのですが、誰も仲間は協力してくれません。

それどころか、一人で立ち向かうヘドグロスの邪魔をします。

それでも果敢にメタルダーに勝負を挑みますが、

メタルダーに倒されてしまいます。

倒された恨みを晴らすべく、恋人ウィズダムがメタルダーに復讐しようとしますが、位の低いウィズダムがメタルダー討伐という重要任務を任されたため、組織の仲間からひがまれてしまい、ウィズダムは組織の仲間から命を狙われてしまいます。

そのとき、メタルダーはウィズダムのお腹に新しい命が芽生えていることに気づきます。

ウィズダムのお腹の中にはヘドグロスとの子供がいるのです。

メタルダーはウィズダムを助け、お腹に赤ん坊がいることを伝え、戦っている場合ではないと諭した上でこういいます。

産まれてくる赤ん坊に、父親は1人で立派に戦い、夢に殉じて燃え尽きた男だと伝えるんだ。

そのあと、メタルダーはウィズダムを逃がし、ウィズダムを追ってきた組織の仲間をむかえうちます。。

メタルダーの男気に感涙!

ヘドグロスはウィズダムと幸せに過ごすために必死に戦って倒れた。

それに対し、組織の仲間はヘドグロスを犬死したとこき下ろします。

しかし

実際ヘドグロスと戦ったメタルダー本人は立派に1人で戦ったとウィズダムに伝える。そしてお腹の中にいる子供にも伝えろという!

私はここで涙が出てしまいました。

『メタルダー自身がヘドグロスを倒してウィズダムの幸せを奪ったのにこんなこというのはおかしいだろう。』

と思う人がいるかもしれませんが、果たしてそうでしょうか?

ヘドグロスは自分の命をかけて勝負をしてきた。

メタルダーはその勝負に応じた。

メタルダー自身もまだやられるわけにはいかない。

お互い暗黙の合意の元で行った勝負だと考えるべきです。

そしてメタルダーはヘドグロスに愛すべき人がいることを知らなかった。

もし知っていたらまた別の展開になっていたかもしれない。

メタルダーがヘドグロスを倒すということは、その時、どうしようもなかったことなのです。

ただ、その後、勝者としてメタルダーはヘドグロスの家族に最大限のことをしてあげました。

それは、

家族の命の安全を守ること

そして

生きる勇気を与えること。

ではないでしょうか?メタルダーはその2つとも実行しました。

組織の追手から、ウィズダムとお腹の中の子供を守り、そして、父親は立派だったと言ってあげた。

やはり、メタルダー!君はロボットにしてロボットにあらず!

敵とは?味方とは?

この話を観て

敵とは?味方とは?

ということを今までより深く考えることができました。

  • 同じ組織にいても、落ちこぼれ扱いする軍団員
  • 敵対しても立派に戦ったと認めるメタルダー

この2者。どう感じるでしょうか?

まず前者。同じ組織で仲間同士のはずなのに、落ちこぼれ扱い、さらに足を引っ張ってくるわけです。

敵より立ち悪い仲間

ですね。

そして後者。

立場上、敵対していますが、相手はこちらのことを立派な敵だと認めているわけです。もしそいつに倒されても悔いはないでしょう。

何が言いたいかというと、いくら同じ組織に所属しているからといっても、場合によっては敵なのです。

そして相対する組織に所属しているからといって、一概に敵とはいえず、時にはお互いが認めあえる存在になることもあるわけです。

皆さんの周りの人はどうでしょうか?

例えば、周りで同じ会社の人間の悪口を言いふらしている人はいませんか?

パッと見てガミガミ怒るお客さんかもしれませんが、ある部分は自分を認めてくれていたりしませんか?

話の紹介

ネタバレとはいいつつも、結構、内容を省いて説明しているので、映像でみるとまた色々な発見がある話なのでぜひTTFCで見てください。

実はこの話、3話にわたる壮大な話です。以下、紹介します。

◎第9話 夢みるモンスター!十字砲火の恋人たち
ここで、ヘドグロスがメタルダーに倒されます。この時は可哀そうだなぁぐらいでした。

◎第12話 愛しのモンスター・包囲する忍者たち!
ウィズダムがメタルダーに復讐しようとします。
ここで私はふいにも泣いてしまいました( ノД`)
やりたいことを詰め込み過ぎて尺が足りなかったのか、
衝撃のラストカットが!( ゚Д゚)。

◎第15話 翔くモンスター・息子よ、母の願いを!
今回紹介していませんが、タイトルを見ればなんとなく予想つきますよね。
あとは観てのお楽しみということで。

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