サブカル

特撮「超人機メタルダー」から学んだこと

私のお勧めする、特撮ヒーロー番組「超人機メタルダー」を紹介します。
1987年に放映された番組ですが、30年経過した現在、観返しても大変良い番組です。

まずこの超人機メタルダーは元々、太平洋戦争の最終兵器として、開発されたロボットなのです。

太平洋戦争・・・子供に見せる番組なのに、開発された理由が衝撃的です。

そして戦争用の兵器として開発されたロボットなのですが、開発者が敬虔なクリスチャンなので、聖書の言葉である「汝の敵も愛せ」という考えた方がメタルダーにはプログラムされています。

戦闘兵器の開発者がクリスチャンって、しかも、聖書の内容プログラムされている。。もう何を突っ込んでよいかわかりません。。

しかし!この平和を愛するロボットが敵と相対し、悪の組織の中にも、スジが通っている敵、優しい敵、家族愛に溢れた敵、夢を求める敵、様々な敵に出会い、必死に戦っている姿は通常の勧善懲悪のヒーローものとは全然深みが違います。

敵と戦い、戦力が喪失したのが分かった時点で、

「1度きりの人生だ、命を無駄にするな」

といって、相手にトドメをささず、去っていくメタルダー。超カッコいい!!
このロボットとは思えぬ、行動・言動のギャップが魅力の1つです。

ただ、子供には理解しずらく、視聴率が下がってスポンサーからクレームがきたのでしょうか?話の内容の濃さにバラツキがあり、話の中盤あたりから、勧善懲悪の単純な内容に戻っているところがあります。

当時、幼少時代に観た私も、あまり理解せずボーッとみていましたし、確かにメタルダーより、その当時放映してた戦隊ヒーローの方が分かりやすくて好きだった記憶があります。

学んだこと

メタルダーを観て、「敵」というのを1つの組織の塊でみるのではなく、「敵の組織」の1人1人を見極めていくべきなのかなと感じました。1人1人何かしら正義・信念を持っているので、それを尊重してあげられるなら、できる範囲で尊重するべきだと感じました。もちろん戦わねばならない時もありますが、それはあくまで最終手段なのだと感じました。

現実世界に例えると、国同士の争いがあっても、敵国の出身者だからといってむやみに攻撃するのではなく、「敵国」というレッテルを剥がして向き合うべきだと思います。「〇〇の国の出身者はダメだ。」などと、出身国でレッテルをはるのではなく、その人自身の行動、振る舞いなどからその人の信条を見抜き、それが自分の信条とあっているか?を見極めるのが大事かと思いました。

大変良い作品ですので、次回は感動した回をクローズアップして紹介します!

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